さとり

あなたの一歩救えますように

山と谷と手持ちのカード

おはようございます、さとりです。

 

昨日はとっても嬉しいことがありました。

憧れていた現役コピーライターの方とお話できるチャンスをいただけました。

 

私は、平凡な、至って普通の、どこにでもいる、

まるで仕事のできない社会の歯車、1会社員です。

 

そんな私も、こうしてたまに素敵なご縁を頂くことがあります。

嬉しすぎて人生の絶頂です。生きているって素晴らしい!

生きていてよかった!マンセー!!

 

 

 

■ クソ、今まで生きていてつらいことしかないぜ

とはいえ、28年間いいことばかりではなかったですよ。

どちらかというと、つらいことの方が多かったかもしれないです。

 

せっかくなので自己紹介も兼ねて、さとり人生史をここに刻みます。

 

 

【2歳〜】

父親が酒乱だったらしく、母離婚。

(おいおいなんでそんな男と結婚したんだよ。分かってただろ。ラブイズブラインドか?)

 

以降、母と祖父母と共に過ごす。

母はかなり自由奔放で飲み歩く人間だったので、祖父母に預けられっぱなしで夜は寂しい思いもした。

(容姿も抜群なのでさぞモテただろうな…)

 

【4歳〜】

見知らぬ男がいきなり保育園のお迎えに来る。お前誰だよ…

以降、その男が父親になる。誰?どこから湧いた?全然好きになれない。

さとり4歳にして、母、しっかりしてくれの気持ち。

 

【7歳〜】

妹が生まれる。血の繋がりとかを妙に意識し始める。

でもそういうのって大人になると結構どうでもよくなるし、今は妹のこと大好き。

連れ子特有の心境だよね。絶対心のケアが必要。

 

【11歳〜】

弟が生まれる。なんでうちの経済力で子ども作ってんだよって小5で普通に思った。

弟ごめん。好きだよ。

 

【14歳〜】

母と父親のケンカが耐えない。おいおいおい外でやってくれよ…

母、ついに私たち兄弟を連れて地元に戻る。

以降、母と伯母と祖父母と暮らす。

今は疎遠になってしまったが、伯母がとっても面白い人で、

この頃の暮らしは結構好きだった。

 

【18歳〜】

センター試験で大コケする。志望校全部E判定。そんなことある?詰んだ。

それでも東京の国立大学になんとか受かり、入学する。

今思えば浪人という手もあった。当時はショックで視野が20度くらいになっていたみたいだ。

 

【20歳〜】

学校とアルバイトの二重生活が過酷すぎて2年目でぶっ倒れる。

つらすぎた。パンが砂の味に感じられるほど心身ともに疲弊していた。

以降、大学を休学し、塾講師やら飲食店の店員やらの純粋(?)なアルバイターになる。

 

【22歳〜】

結局大学を辞めて社会人に。高卒コンプレックスこじらせまくりの日々。

それでも薄給エンジニアとしてなんとか食っていくが、

パワハラと若干のセクハラに耐えきれず、1年半で退社。

リーダーが夜中の3時まで働く人だった。ついていけなかった。

 

【27歳〜】

職場の人間関係に悩む。会社の方針ややり方そのものにも疑問を持ち始める。

私はここにいていいのか?

もっともっと自分がやりたいことをしたい。

もっと輝ける場所があるのではないか?

と、何も成し遂げていないくせに悶々とし始める。

(20代後半あるある。なんて傲慢なんだろう。)

 

 

■ いや待て、よかったこともたくさんあったな

とはいえ、つらいことばかりではないのが人生。

良いことに転換できたことも多いです。

 

 

・音楽好きな母の影響で今も音楽が大好き。老後は楽器を趣味にしたいという夢もできた。

・知識欲の高い母は様々なジャンルの本を読んでいた。その影響で私も読書が好き。

・家事全般のスキルが高い母が料理や裁縫をとことん教えてくれた。

・家族が色々とだらしないので、それを反面教師にマナーや礼儀作法に滅法強くなる。

・あまり裕福ではなかったが、週末はキャンプで海や川に行って、自然と触れ合う機会をたくさん設けてくれた。

・幼少期はあまり旅行に行けなかったので、大人になってから旅行に関する夢ができた。

・大学を辞めて、多くの友人とは縁が切れてしまったが(今思えば自分から切ったのかも)、たった1人の大切な友人ができた。大好き。

アルバイター時代にも素敵な友人に恵まれた。

・大学を辞めた後のアルバイター生活は完全に昼夜逆転したとんでもない生活だったが、あの1年間がなかったら今の私はいない。

本当にとても楽しかった。

・運良く転職できて、お給料がかなり上がった。(前が低すぎただけなのもある)

・お金に余裕ができてから改めて大学に通い直すことができた。現役時代より意欲が高い状態で勉学に励むことができている。

・ご縁があって、今やりたいことに近いことを仕事にできている。

・「なにも成し遂げていない」という悔しさが、今を生きる活力にもなっている。

(こじらせることもあるけど。)

 

 

■ 良いことと悪いことは半々なのが人生

今思いついたものをざっと書き出してみましたが、

良いことも悪いことも、書こうと思えばいくらでも書けます。

 

なんて運が悪いんだ!という時期でも、絶対に良いことがあったし、

絶好調だー!と思っても、それがずっと続くこともなかった。

 

死にたいって思ったことも、そりゃ何度もありますよ。

なんで生まれてきたんだろう、とかね。

死んだらラクになれるかな、とかね。

 

今でも全然あります。ふと、

ああ、死んでしまいたい、って思うこと。

 

でも、「いつでも死ねる」って思うと、逆に元気になるんです、私。

いつでも死ねると思えることって、なかなか前向きで、幸せなことなんじゃないかと。

 

死のうと思えばいつでも死ねるんだし、

だったら自分や家族のために精いっぱい生きて、

それから気持ちよく死のうって。

 

そう思いながら過ごしていると、急に飛び込んでくるんですよ。

素敵なご縁や、お話が。本当に不思議です。

 

 

良いことばかりでも、悪いことばかりでもないのが、人生。

運の悪さ、境遇の悪さを嘆いても仕方がない。

今の手持ちのカードで、生きていくしかないのです。

 

 

山と、谷と、手持ちのカード。

この3つに早く気づいて、

じゃあどうするか?を考えていけたら、

それなりに幸せになれるんじゃないかな。

 

 

そう、思いました。

 

さとり

2022/10/14 お昼どき