さとり

あなたの一歩救えますように

哲学を学ぶことについて

おはようございます、さとりです。

 

昨日ある本を読んだのですが、
世界のエリートたちは哲学を基礎として
学んでいる人が多いそうです。

日本ではあまり馴染みがないですよね、哲学。
むしろ「変わり者」「就職先は?」みたいな印象。

でも、世界は違うんですって。

また、著者は「詩」を題材にした研修をしているのだとか。
そこからエリートたちに必要な感性を磨いていくのだとか。

私が好きなブロガーも、よく展覧会や美術展に出掛けているそうです。

…実は私も数年前から通信大学に通っています、哲学専攻の。
理由は、ずっと興味があったから。ただそれだけなのですが。

高校の授業の「倫理」が大好きでしたし、

なぜ勉強するのだろう、とか、(ヤンキー的な意味ではないです)
私はなんのために生まれてきたのだろう、とか、
人がいなくなったら地球はどうなるだろう、とか、
死ぬってどういうこと、とか

結構本気で考えちゃう子どもだったんですよね。

なので、それを思いっきり(?)できる哲学にすごく憧れがありました。

現役のときは全然違う分野に進んだのですが、
おとなになった今、やりたいことをやろうと思って、
哲学を学びはじめたんですね。

 

著者も言っていたのですが、哲学には3つの側面があって、

1つが、哲学者が生み出したコンテンツそのもの

1つが、そのコンテンツを生み出すに至った経緯

1つが、当時の哲学者のスタンス・マインド・人生観

 

この3つのうち、コンテンツについては、
現段階で完全に否定されているものもあるので、
私たちが学ぶべきは下2つなんですね。

 

私はエリートになりたいとは別に思っていないのですが、
哲学はみんな勉強した方がいいんじゃないかなって思います。

哲学の根本って、
「なんで?」「本当にそうなの?」っていう疑う気持ちです。

これがあるから人類は発達してきましたし、
これをなくして人間とは呼べない気がします。

人間にしかできないことだと思うんですよね。

だから当時「なんとなく興味があった」といきなり始めた哲学ですが、
間違っていなかった、やってよかったな、と思いました。

別に大それたことはしなくていいと思います。
日常にある風景を見渡して、
常識と言われているものすべてに
「本当にそう?」と一度疑ってみるだけでも
立派な哲学者だと私は思います。

それに加えて、哲学を体系立てて勉強すると、

こういう時代背景で、
こういう制約があって、
彼はこういうことに疑問をもったから、
こう考えたんだろうな。

ということが理解できるようになります。

そうすると、

もし自分だったらどう考えるかな?
今の時代だったらどうかな?
…なんて考えをふくらませることができたり。

そうすると、生きる上でのヒントや
現状を打開するきっかけになったりする。

哲学するという姿勢そのものが人生のパートナーになる。

 

そんな気がしています。

 

さとり

20221/13 朝