さとり

あなたの一歩救えますように

消極的モラハラ

おはようございます、さとりです。

ふと前の職場の上司のことを思い出しました。
彼女は「消極的モラハラ」だったのではないか、と。

少しだけ当時のことを振り返りたいと思います。

 

彼女との出会いは本当に些細なことだったのですが、
それがきっかけで彼女の部署に異動することになりました。

完全に畑違いの業務内容だったので右も左もわからない状態でしたが、
上司は優しくも厳しく、根気強く指導を続けてくれていたと思います。

幸いにも多少の業務センスが備わっていた私は、
次第に上司に期待されるようになり、上司と他のメンバーの
橋渡し(中間管理職の下位互換)的な存在になっていきました。

正直、会社のことはそんなに好きではなかったのですが、
新しい業務がとても楽しかったので、
遅くまで働いていても働かされている感がなかった。
さらに、生まれてはじめてこんなふうに期待されて
とても嬉しかった私は、上司のために頑張ろう!と心に誓い、
以降も一生懸命働きました。

でも、結局私は心身に支障をきたし、その部署を2年ほどで離れ、
会社を退職することにしたのです。

なぜこんなことになったのか?

理由の1つと考えているのが、
仕事と生活のバランスをとれなかったこと。
離婚したり引っ越したりと
結構消耗するイベントがあったにも関わらず、
仕事は通常通り降ってきました。
(考慮はしてくれていましたが、体感は減ってない)
バランス良く過ごせず、その負荷に耐えきれなくなって、
荷降ろしの鬱がおきた。
(一時的に負荷が軽くなったときに一気に抑うつ状態になること)

さらにもう1つが、私の対人スキルの低さ。
一言で言えば、上司と深い関係になりすぎたこと。
期待されていることに過度に反応して、
成功させなきゃ、失敗したらどうしようという思考に陥っていました。
そして、プライベートの相談をしすぎました。
家族のことや幼少期の話、キャリアのこと、色々話していました。
上司のアドバイスには体験談も含まれていて、
そういう意味でお互いをよく知ってしまった。
家にも遊びに行きました。
上司と部下としての適度な距離感が保たれていなかったと思います。

そして、「こんなに面倒見てもらっている、
時間を割いて教育してくれている」と感じて、
期待に応えなきゃという気持ちが加速する。

しかし、思うように結果は出せず、凹む。
なのに上司はそれを咎めたりはせず、
「よく頑張っているから」と、なんとA評価をつけてくれる。

この悪循環、わかります?
結果が出せていないのに評価が高いというプレッシャー。
全く嬉しくないんですよね。
来期は本当に頼むよ。と言われているように感じてしまうんです。
そしてまた「頑張らなきゃ…」と焦る。
心がもろくなっているので、
結果に応えられないことがあるとその度に凹む。
(ていうか結果を出し続けられる人ってすごいな。。。)

「もっと頑張れよ」とか「なんでできないの?」といった
いわゆる働きかけるモラハラではなく、

きつい詰めや理不尽な指導はしないのに、
「恩返ししなきゃ」「期待に応えなきゃ」と勝手に相手が考え始める
消極的モラハラを感じました。

上司が狙ってやっていたかは分かりませんが、
いずれにせよかなり消耗しました。

周りからすれば自滅したって感じですよね。
なんか知らんが勝手に病んで辞めていったという印象だと思います。

 

そして番外編、チームに女性が多かった、ということ。
これは意外にも大きいのではないかなと思っています。
異動するまではITエンジニアとしておっさん(失礼)たちと
仕事をしていたので、女性特有と思われるような
コミュニケーションに慣れなかったというか…
私は結構消耗しました。
やっぱり愚痴が多いんですよね。。。
あとは体調の話題で15分過ぎるとか。。。

自分ではエスカレだと思うことも悪口と捉えられたりして、
(〇〇さんの作業品質が気になる、△△さんから報告が少ない
とかの業務の円滑な遂行に影響がある内容)
なぜかそれが良くない形で相手の耳に入っていて、
いちいち雰囲気が悪くなるのも苦痛でした。

愚痴の話を聞いていると、
自分もこんなふうに言われているんだろうなと
暗い気持ちになりますしね。。。
ほっとけばいい話なのですが、
リード業務始めたばかりの頃だったので気にしいにはつらかったです。
今はこの辺かなり克服したと思います。

 

ということで、盲目的に仕事をしていた1年前を振り返ってみました。
やっぱり仕事の悩みって9割人間関係ですね。

 

さとり

2023/03/05 お昼前